
徒弟制度から講習会形式へと変革した、国際理容協会の活動として学校設立。初代校長である松村重貴智は「人に教えることは、まずもって自分を磨くことである」と自分の技術を人へ伝える教育活動を開始。それが本校の理美容教育の原点です。
「理容師(プロ)が理容師(初心者)を養成する」をモットーに、昭和30年に創設された国際高等理容学校(国際理容美容専門学校の前身)に、美容科が誕生したのは、1967年(昭和42年)のこと。「理容は技であり、美容は感性である。技と感性が競い合い調和してこそ、新しい理美容の職業が発展する」と設置が決定しました。
美容科を加えたことで、校名も国際高等美容理容学校に改称。その後、専修学校制度が施行された1976年(昭和51年)に東京都の認可を受け、校名は現在の国際理容美容専門学校となりました。
設立当初から、全国の理容学校のモデルケースとなるよう、設立当初から数々の意欲的な教育の試みを行っており、その風土は現在も校風として、教育活動に根深く浸透しています。
ヨーロッパ研修旅行の実施をはじめ、1年制から2年制へと変革、高等科やビジネス美容科の設置など、どれも全国に先駆けて提唱し実行しております。学びの環境を最善なものとする国際の取り組みは、結果的に理美容学校の模範となることも少なくありません。理美容業界の礎を築く姿勢は現在まで受け継がれ、1988年よりモデル校として文部科学省から委託事業を推進しています。数々の教育プログラムが国際の知的財産として蓄えられ、毎日の授業に反映しています。

第1期生の入学式
昭和30年、理容師が理容師を養成することを目標に設立されました。面接だけで入学させる学校とは違い、入学試験が難しい「特別な学校」として、当初から業界からも高い評判を得ています。レベルの高い人材の輩出は、理美容業界全体の底上げにも貢献しています。

第1回目の研修旅行
世界の技術を体感することで、日本の概念にとらわれない視野を持つことができると実施されています。初代校長の松村は、海外視察団の団長として欧米八カ国の理美容業界の施設、衛生、労務、教育、経営状況などを視察。アムステルダム(オランダ)、パリ(フランス)の国際理容美容大会での審査員、国際理容連盟(CIC)の総会にも出席した歴史もあります。1962年(昭和37年)当時から、グローバルな視点を持つことの重要性を実感していたことがわかります。

本格的なエステティックの授業
エステティシャンは国家資格がない職業だからこそ、より高度な教育と教養を身につける必要があると考え、全国の理容美容専門学校に先駆けて、2年課程の学科として設置しました。申請当時(1987年/昭和62年)は、エステティックが通商産業省(現、経済産業省)の産業分類に認定されておらず、エステティックという学科の認可がおりませんでした。
しかし逆に、その環境を活かしエステティック、ネイル、メイクなどの美容教科に加え、マネジメント、接客マナー、生理解剖学、衛生管理などビジネス科目を教科として盛り込むことで、「ビジネス美容科」として設立しました。この経緯が、国際理容美容専門学校独自の立ち位置を生むこととなりました。2001年からは、日本初インターナショナルCIDESCO(シデスコ)スクールとして認定されています。エステティックを教える教員全員がCIDESCO国際エステティシャンであることは、国際の誇りでもあります。

2年制導入を発表する記者会見
国家試験合格だけでなく、「知識や教養、ビジネス感覚などを幅広く身につけるためには2年間のカリキュラムが必要である」と提唱し、他校に先駆けて2年制にしました。
定員は変えず修業年限を1年延長することは、たとえば100人の定員なら、1学年50人しか入学許可ができません。入学金も半分となり、経営面ではデメリットとなる内容でしたが、社会に出て役立つ人材の育成・輩出は何ごとにも譲れない願いでもありました。
その後、1998年(平成10年)に理容・美容学校の認可校の制度が改訂。全国の理美容学校の2年制が義務づけられました。時代のニーズを先読みした国際は、業界ならびに学校関係者から「フロンティア」として評価されています。

美容高等科の音楽授業
中学卒業後、高校卒業と同等資格を取得しながら理美容が学ぶことができる、3年制の高等課程美容高等科は、全国の理美容学校でも数少ない学科です。
国際の高等科は1994年(平成6年)に開設。1998 年(平成10年)の理美容師法の改正で、入学資格が高校卒業以上になることを予測し、中学卒業者の美容師への道を閉ざすことがないよう先駆けて設置しました。常に新たな道を開拓し続けている本学園の大きな特徴でもあります。
| 1955年(昭和30年) | 厚生大臣の認可を受け国際理容美容専門学校の前身である国際理容高等学校が駒込駅前に誕生。 |
| 1958年(昭和33年) | 年増え続ける入学希望者への対応をはかり、本校舎の現在地である荒川区東日暮里に新校舎を建設。駒込駅前より移転。 |
| 1963年(昭和38年) | 初代校長である松村重貴智、藍綬褒章を受章。 |
| 1966年(昭和41年) | 学校法人国際共立学園が誕生。社団法人国際理容協会から学校法人国際共立学園へ設置者を変更し、校名を国際高等理容美容学校へ改称。学校法人化の実現によりいっそうの教育の充実化が進んだ。 |
| 1968年(昭和43年) | 初代校長・理事長の松村重貴智が勲五等雙光旭日賞を受賞。 |
| 1975年(昭和50年) | 全国の理容美容学校で初めてとなったヨーロッパ研修旅行の記念すべき第1回目。2009年(平成21年)で35回目を迎えた。 第2代校長・吉田實が藍綬褒章を受章。 |
| 1976年(昭和51年) | 専修学校として東京都より第1回目の認可を得て、校名を現在の国際理容美容専門学校に改称。 |
| 1982年(昭和57年) | 第1回専修学校国費留学生受け入れ校に指定される。 |
| 1983年(昭和58年) | 第2校舎の完成。校長・理事長である吉田實、勲五等瑞寶賞を受賞。 |
| 1987年(昭和62年) | 文部省(現・文部科学省)の認可を得て、日本で最初のエステティシャンを養成する学科であるビジネス美容科を設置。 理容美容学校初の2年制学科の誕生であった。 |
| 1989年(平成元年) | 理容美容学校では初めてとなる国費留学生の受け入れがスタート。 |
| 1991年(平成3年) | 創立35周年の記念事業として本校舎を完全リニューアル。 |
| 1994年(平成6年) | 全国初の2年制の理容科、美容科、さらに3年制の理容美容高等課程美容高等科を設置。 |
| 1995年(平成7年) | 理美容学校として初めての専門士をビジネス美容科より送り出す。 |
| 1999年(平成11年) | 第3校舎完成。 |
| 2001年(平成13年) | 我が国初のインターナショナルシデスコ認定校となる。 |
| 2004年(平成16年) | 第3代校長・理事長である中村文雄、瑞寶雙光章を受賞。歴代の校長が3代続けて国家的顕彰の栄えに浴した。 |
| 2005年(平成17年) | 創立50周年を迎え、記念式典をホテルニューオータニにて挙行。 |
| 2006年(平成18年) | 第4校舎の完成。 |
| 2010年(平成22年) | 創立55周年を迎える。 |
| 2012年(平成24年) | 第5校舎完成。新館と命名、従来の本校舎を本館と命名する。 |
